留学の体験記

留学して良かったです

留学の体験記

留学してよかったこと。まずは語学力を得たことです。

 

そして凝り固まった自分の固定観念をぶっ壊されたことですね。

 

お陰さまで帰国後は妹に「姉ちゃん変わったねぇ」とあきれとも感心ともつかない溜息を何度もつかれました。

 

さて、語学力についてですが、フランス語は残念ながら英語や現在ならば中国語と違い、修得すれば即、就職できるであるとか、得難い人材としてヘッドハンティングされるというような「お得な」言語ではありません。

 

ですが、フランス語を取得することで、英語以外の選択肢を持つことができます。これは案外大きなメリットになります。

 

もちろんフランスと陸続きであるヨーロッパでは、フランス語は即戦力の言語のひとつです。

 

事実わたしの留学中には、同じクラスに同じアジア人以外にもスウェーデンやフィンランド、ノルウェー、オランダから来た留学生もおり彼らはホテルなどに勤務し、その研修の一環として留学していました。

 

フランスの国境近くのドイツから来た牧師さんは、フランス語を話す信徒さんとより理解しあうため。トルコ出身のおばさまは、息子夫婦とフランスで暮らすため。

 

メキシコから来た元気な看護婦さん達も、たしか研修制度を使っての留学だったと思います。

 

留学前には全く想像していなかったような、フランス人以外の世界各国の老若男女と語学取得と言う同じ目的を持って毎日接することで、わたしは自然と「あ、わたしの『常識』って他の人にとっては『非常識』なんだ」ということが理解できました。

最初は不安でした

留学に不安持っているのは、当たり前です。

 

進学、就職で違う場所に移動するのだけでも不安なことが多いのに、自分の価値観・習慣・宗教・食べ物、その他すべての事が違う世界に自ら飛び込んでいくのですから。

 

ですがご安心を。いまはインターネットと言う便利で最強のツールがあります。

 

いまから振り返ればよく耐えられたなと思いますが、わたしが留学した20年前は、寂しくなって日本と連絡を取ろうと思えばバカ高い料金の国際電話で時差と時間を気にしながら会話をするか、手紙を書くくらいしかできませんでした。
わたしは幼いころから読書が食事よりも睡眠よりも必要なのですが、憧れの地に行けると舞い上がっていた留学前には、大切なことを忘れていました。

 

フランスには当然、フランス語のもしくは英語の本しかないことを。いまならネットで簡単に電子書籍やフリー小説でも何でも読めますよね。

 

それどころか、ユーチューブやその他のサイトで日本のドラマだって見ることができます。

 

食事事情はさすがにいくら便利なインターネットでも、日本でいつ買っているものを同じ値段ですぐ買うなんてことはできませんが。

 

それでも、ネットのなかった時代のように、「いくらお金を積もうが手に入らないかもしれない」なんてことはありません。そして日本との連絡。

 

メールにライン、その他SNSを介すれば、リアルタイムで繋がりあえます。そしてスカイプを使えば、顔を観て話すことだってできるのです。

 

それもネットの料金と電気代だけで。留学地での不満や不安は、日本の友人や家族と馬鹿話に興じれば、大抵消えます。

 

そしてこれから留学する方達にはその集団が豊富にあるのです。

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